【書評】エンジニア向けの「バカとつき合うな」
こちらの本をエンジニア向けにわかりやすいように、引用をしつつ、自分の考えも交えながらエンジニアのキャリアに着目してレビューしていきます
こちらの本は堀江貴文さんと西野亮廣さんの共著という形でありますが、今回は堀江さんが担当している節に着目しつつ述べていきます
バカばっかりの環境に居続けるバカ
タイトルの通り、バカとつき合うほど自由にはなれない
バカとつき合わないためには環境を変えればいい、ただし運任せにするのではなく、情報を積極的に取りに行きましょう
エンジニアの場合
バカとつき合わないためには環境を変える
転職する
異動する
という形をとりましょう
転職理由として最も割合を占めるのが実は人間関係がぶっちぎりです
また、人を変えるというのはとても難しいのでバカとつき合うのではなく環境を変えるほうが楽と言えると思います
ただし、いきなり行動に移すのではなく
異動であればこれまでの異動事例・異動制度を確認、なければ上長(上長と反りが合わなければさらに上の上長や、他の部署・事業での上長等)に相談してみましょう
転職であれば転職する前に、勉強会に参加してみる、エージェントに相談してみる、リファラルや媒体等使ってカジュアル面談してみる等情報を集めましょう
自分が転職した際には、
媒体を使ってカジュアル面談を設定してもらい情報を集める
勉強会に参加してエンジニアと仲良くなりつつ、会社の雰囲気や中でのエンジニアの働き方を知る
を転職する前に徹底して行っていました
我慢を美徳にするバカ
まさに「我慢は体に毒」です 周りも我慢してるんだからあなたも我慢しようよ というような同調圧力には屈しないように
一方で
いまの時代に必要なのは、我慢できないほど、「これをやりたい!」と欲望する力です。我慢とは真逆の力
と述べられています ただ我慢はしたくない!ではなくやりたいものはきちんと持っていようと
エンジニアの場合
エンジニアの中でも様々な職種と、その中でも細分化された技術があると思います
その中でも自分にとってやりたい!と思えることに積極的に時間を投資しましょう
例えば自分の場合はAndroidのアプリ開発の中でも新しいライブラリのキャッチアップに対して時間を使うことが多いです
やりたいことがなければとにかく行動してみればよいのです 先程の例のように積極的に情報をとりにいくでもいいでしょう
IT系のニュースを見てこういうアプリを作ってみたいでもいい とにかく行動して自分のやりたいことをみつけていってください
欲望する力を失っているバカ
座学ではなく、行動せよ
上記の通り、座学も大事ですが実際に行動することのほうが大事
例えばPr○gateを何周もしました!というような駆け出しエンジニアの方をたまに見かけたりしますがこれは座学の典型例かと思います
それ自体は無駄ではないのですが、だいぶ回り道をしているな と思います
日本での英語教育が座学ばかりで話せない人が多いのと同じくエンジニアリングにおいても大事なことは学ぶのではなく、実際に行動することです
これをやりたい!と思えるようなサービスや作りたいものを自分でイメージして、それを作ることをまず第一に考えましょう
その上で足りない知識が出てくればはじめてそこで学べばいいのです そして実際に作ってみたからこそ見えてくる新たな知識や、やってみたいことが見えてきます
それをまたやっていってより深いサービスにできるといいですね
ひとつの仕事で一生やっていこうとするバカ
この節では
ひとつの仕事で一生を生き抜くなんて、天才にしかできない生き方です
と述べており、大抵の人は非凡であると説明しつつ、
元リクルートの藤原和博さんは、こう言っています。ひとつのことに1万時間をかければ「100人にひとり」くらいの能力は得られる。「1万人にひとり」になるには才能が必要だとしても、「100人にひとり」には、才能がなくても時間さえかければなれる
と述べられています
そのため、ある特定の技術を常に続け一生を生き抜いていく人はかなり稀であり、才能を持っている
一方で、ひとつのことを1万時間かけて身につけ、さらに別のことを1万時間かけて身につけ・・・を繰り返していくと掛け合わせると同等の希少な人材になれる
ということですね
自分もAndroidのアプリエンジニアをしている時期もあれば、ビッグデータの解析をしている時期もあれば、キャリアの相談に乗ったりエンジニアの勉強会をディレクションしたりとビジネスサイドの挑戦もしてきました
皆さんもこれをやりたい!と思えることに対して次々と挑戦をしていけば、希少な人材になれると思います
さいごに
読んでいただいてありがとうございます 軽く自分が気になった節についてレビューしつつ、自分の考えも述べさせていただきました
ぜひ他の節が気になるという人は買って読んでみてください 面白いことがズバッと書かれていると思います
転職活動成功のためにエントリーから面接までの間に意識したい行動2つ
自己紹介
簡単に言うとエンジニアが中途採用のエージェントになっちゃった、という感じ 詳しくはこちら
本題の話
だいたい5分くらいで読めます
これまでキャリア相談として何人ものエンジニア・もしくはエンジニアになりたい方と今後のキャリアや転職に関する相談に乗ってきました。
特に
SIerからWEB系に転職したいエンジニア
ジュニアクラス(だいたい2-3年目)のWEB系エンジニア
を多く見てきました。中にはとてもハイレベルなエンジニアとお話することも勿論あります。
どのようなエンジニアの方でさえ、企業や私達エージェントとやり取りすることが多いかと思います。
エージェントとやりとりをする際、最終面談までの一般的な選考の流れとして以下があります。
1. エージェントが選考に進むことをおすすめする企業を提案する 2. 転職したい方が受けたい企業を選択し、選考に進む 3. 履歴書・職務経歴書をエージェントへ提出する 4. 書類選考にn箇所進む 5. 書類選考が通過すれば企業との面接の日程調整を行う 6. 面接をn回する 7. 最終面談
このアクションの間で 転職したい皆さんが意識して取り組んだほうがよいことがあります のでそれをご紹介します※1
たった2つです、本当に少しの行動の変化だけで転職活動成功に大きく寄与するものになると思いますので是非実践してみてください。
※1: 近年ではリファラル採用や自己応募・勉強会等を経由して企業側から面談を設定してくださる場合もありますが、その際も共通する行動になります
1. 書類は早く提出する、出せなくても進捗は報告する
企業もしくはエージェントからエントリーのための職務経歴書・履歴書を電子データでくださいと言われることがあるかと思います。その際、提出は求められたら3日以内には提出したいです。
なぜなら、提出する先が
企業の場合
- 返信が遅い、そこまで弊社に興味がないのではないか?
エージェントの場合
- 返信が遅い、それ自体は問題は軽微ですが、先に他の方が内定して皆さんの進みたいポジションが埋まる可能性がある
からです。そのため書類選考にスムーズに進むべく、まとまった時間をとって書類作成・修正は行うべきです。
また、書類自体に間違いがないようにしたいです。特に意識するべきは履歴書の経歴欄。
年度や月がずれてしまうと、年齢と経歴に整合性がなく、ミスを良くするヒトであったり、留年・浪人や休職をしていると勘違いされ、書類選考で弾かれる場合もあります。
2. 日程調整はできるだけ幅広く提示する
転職活動をする場合は、大抵は皆さん業務の合間を縫って面談を受けたりすることがあるかと思います。
確かに忙しいときもあるでしょう。ですが、面談の日程調整をする際に
ピンポイントで日程を指定する方がいます。これは絶対にやめましょう。
なぜなら、その時間に企業が空いている可能性が低いためです。そして、日程調整が複数繰り返されるとそれだけ内定までが遅くなってしまいます。
そもそも、本当にそのくらいの日程しか空いていないのであれば転職熱はそこまで高くないのでは?と思います。
終わりに
そんな細かいこと気にするの?と思った方がいらっしゃったかもしれません。
「はい、気にします」
自分を捻じ曲げたり、無理をしてまでやる必要はないのですが、上記を参考にして選考に取り組むときっといい結果が出ると思います。
その他こんなことも聞いてみたいということがあれば是非私宛に相談に来てください。単なるキャリアの相談から、転職支援までオンライン・オフライン問わず喜んで致します。
エンジニア兼エージェントが教える、転職成功しないエンジニアの特徴5選
自己紹介
簡単に言うとエンジニアが中途採用のエージェントになっちゃった、という感じ 詳しくはこちら
本題の話
だいたい5分くらいで読めます
これまでキャリア相談として何人ものエンジニア・もしくはエンジニアになりたい方と今後のキャリアや転職に関する相談に乗ってきました。
特に
SIerからWEB系に転職したいエンジニア
ジュニアクラス(だいたい2-3年目)のWEB系エンジニア
を多く見てきました。中にはとてもハイレベルなエンジニアとお話することも勿論ありますが、
相談に来た時点で、(言い方が悪いですが) このままではこの人は決まらないなと思う人が何人もいらっしゃいます。
その方々の共通点を5つ挙げてみようと思います。転職しようとしている人はよろしければ参考にしてください。
※この記事はあくまで私個人の意見として発信しておりますので、所属する団体・企業のとは関わりはありません。
1. 他責な人
転職理由として下記を挙げる方が数多くいらっしゃいます。
上司と反りが合わないから転職したい
使っている技術がレガシー、モダンな環境に転職したい
これ自体は問題ありません。(実質退職理由じゃんという話は今回はおいておきます)
しかし、一方的に相手や環境が悪いとしていないでしょうか。
例えば、「上司と反りが合わない」に対して一方的に上司が悪いとしていないでしょうか。
上司のことをもっと知ろうと努力しましたか?
反りが合わないのであれば別の方に間に入ってもらったり、相談したりしましたか?
どの点が反りが合わなくて、そのためにどういう対策をしましたか?
こういったことに対して明確に答えられないのであれば、まだあなたが現職ですべきアクションはいっぱいあります。
他責の人を企業は欲しがりません。なぜなら転職成功したとしてもまた同じような理由で辞められてしまうのではと思ってしまうからです。信用に値しないからです。
自責思考も身につけ、提案や対策をしてからでも転職活動は遅くないと思います。
2. 自己研鑽しない人
特に中途採用においては、企業は「即戦力」を期待しています。書類の段階でエンジニアの皆さんが即戦力かどうかを判断するものは、
履歴書 (地頭を見たり、犯罪歴や通院歴があるかどうか見たりします)
職務経歴書 (職務経歴としてこれまでの仕事の取り組み・使ってきた技術・その人の思考性や重視するものを見ます)
くらいしかありません。
なかでも各種アカウントやポートフォリオは職種柄とても重視されるものになります。
即戦力かつ今後も自分たちの会社でやっていけそうだろうか、成長していきそうだろうか、といった判断軸に利用されることが多いため、合間を縫って自己研鑽はしていきましょう。
3. 矛盾している人
1にて
使っている技術がレガシー、モダンな環境に転職したい
ということを挙げました。これは特にSIerやWeb系エンジニアの方はじめ様々なエンジニアの方がよく言う転職理由です。
これ自体は自分もエンジニアとして共感できる部分はあります。
しかし、そういうあなたがモダンな環境についてどれくらい知っているでしょうか?どれくらい勉強しているでしょうか?
そういったことを聞いた際に、
やってません
初学者向けのWEBサービスで勉強しました
と言う人が多い。
モダンな環境でコーディングしている会社の人たちはそのような人たちを魅力的な人だと感じるでしょうか。
答えはNOです。
このように矛盾した発言や行動をしていたり、発言が行動に伴っていない人は魅力には感じません。
4. 今後のキャリアが不明瞭な人
10年後、20年後とは言いませんが、直近1年や3年くらいのキャリアを全く思い描いていない人がいます。
転職自体がゴールになっている人・WEB系エンジニアに転職することがゴールの人がとても多いです。
企業側からすれば、「うちにきて何をしたいの・どうなっていきたいの・どういう存在でありたいの」ということがとても聞きたいです。
とりあえず、Ruby on Railsに詳しくなりたいです。と言われても企業側には何もささりません。
もし選考に進む際は自分が3年ぐらいまででどうなりたいか、どういったポジションについてどういった技術を身に着けていきたいか等、自分のキャリア感を最低限考えておく必要があります。
5. 自分本位な人
これまでのまとめのような形になってしまいますが、自分本位な人は企業からすると魅力的には映りません。
自分がこうしたい、こうなりたいのは勿論大事なのですが、企業側の情報から
どんなことをしているのか
どんな人が求められているか
今後どうなりそうか
何を価値提供できるか
もしあなたが転職に成功したいのであれば、自分本位
ではなく上記は最低限考えるようにし、企業から見てあなたが魅力的だと思えるような受け答えの仕方や書類の作成の仕方や工夫が必要です。
終わりに
ここまで考えないといけないの?と思った方や、これあてはまる部分あるなーと思う人がもしかしたらいらっしゃったかもしれません。
自分を捻じ曲げたり、嘘をつく必要はないのですが、上記を参考にして選考に取り組むときっといい結果が出ると思います。
また転職前や選考前の方の場合、「じゃあ一体どこの企業と合うんだろう?自分のスキル感ってどんな感じなの?」と思う人もいらっしゃるかと思います。
是非私宛に相談に来てください。単なるキャリアの相談から、転職支援までオンライン・オフライン問わず喜んで致します。